バンコクでミシュランやアジアベストレストラン50に選ばれるレストランは外国人シェフが多いのですが、こちらはタイ版の「料理の鉄人」であるタイ人のイアン・キットチャイ氏の経営するレストランです。氏はタイ料理出身のシェフではなく以前はバンコクのフォーシーズンズホテルにもいたことがあるようです。こちらのレストランは連続してアジアのベストレストラン50にも選出されています。
レストランへは宿泊していたウォードルフアストリアからGrabを使ってアクセスしました。
店内はパステルカラーでリゾートっぽい雰囲気です。
この日はランチで2つあるコースのうち安いほう(1800THB)をチョイスしました。というのもコースの量が多いと聞いていて昨晩もガッツリとタイ料理を食べていたからです。
最初に前菜の盛り合わせが。色彩も美しいですね。こちらを食べながら気持ちも高まってきました。
次の皿はバナナの花のサラダ。こちらのシグネチャーメニューの一つです。辛さや甘さのバランスがちょうど良いです。
続いてサーモンパッタイサラダ。タイ料理でサーモンってあまりない気がしますが、外国人でも受け入れやすい料理ですね。
どのお皿にも感じるんですが、見た目も凝ってはいるのですが基本的には「食べて美味しい」料理だと言うことです。プレゼンを意識しつつもプレゼン先行でないところが好感が持てます。
肉料理も何品も出てきます。最初はポークリブ。甘辛いソースではっきりとした味です。ビールが進む料理ですね。
ここで小休止。アイスが出てきました。
チキンはその場で炎で炙って仕上げるプレゼンがあります。こちらはあっさりというか淡白な味です。ボリュームがすごいですね。
そして羊肉のマッサマンカレー。イスラム系が多いタイ南部の料理になります。肉はほろりと柔らかく煮込まれていています。カレーは濃厚ですがしつこさはありません。
海老の料理は少し中華風の味付けですね。
〆はこちらです。
デザートはパンナコッタ。アイスとともにジャスミンの風味を感じます。
創作料理と聞いて一抹の不安があったのですが、むしろ味付けは王道というか多くの人が美味しいと感じる料理のように感じました。気負って食べる感じでもなく友達と訪れても安心して楽しめる料理で、素直にまた来たいなと思いましたね。ただ安いほうにしても結局のところ量は多かったです(笑)。