バンコク2日目の夜は地元でも話題になっているこちらのレストランへ。BTSや地下鉄の駅からはどこも離れているので基本はタクシーやでのアクセスになります。もともとはストリートフードが充実したエリアとしても知られるジャルンクルン通りのエリアにあります。
この日もフリで入店してきた外国人が何組も断られていて予約していなかったらは入れませんでした。それにしても予約なしでここまで来て入れないとちょっとしんどいですね。予約はアメックス経由だったのですがアメックスカードは使えず申し訳なかったですけど。
店名のサムローとは三輪の意なのでトゥクトゥクを指すこともありますが、本来は三輪自転車のことで建物にもそのオブジェが庇の上に乗っかっています。
こちらのお店タイ人シェフと日本人パティシエがやっているのですがタイ人シェフのほうは以前はミシュランバンコク版の一つ星レストランに選出されていた80/20(エイティ・トゥエンティ)のシェフだった人と言えばバンコクのグルメ事情に詳しい人であればわかるでしょうか。2021年のオープンですが既にビブグルマンに選出されています。
こちらのレギュラーメニューの他に黒板にもその日の特別メニューが書かれています。
今時のバンコクのレストラン相場(高級店は東京より高くなりつつあります・・)を考えるとそこまで高くないのですが特別メニューの中にはかなり高価なものも含まれるのでよく見て注文をしたほうがいいですね。私たちは安いメニューしか注文しませんでしたがw
本当はシグネチャーメニューのひとつでもあると思われるスモークした鴨の料理を食べたかったのですが遅めの時間だったので残念ながら売り切れでした。約700バーツということで日本で食べるのと変わりませんね。
ドリンクはまずはクラフトビールを。これが結構なボリュームで飲み干すのに時間がかかりました。日本でのブームより少し遅れてバンコクでもクラフトビールが人気なようです。初日に飲んだホリデイ・インバンコク内のビア・リパブリックもクラフトビールの豊富さも人気の理由の一つです。
最近のバンコクのレストランはほんとおしゃれなところが増えました。
最初はTHAI WAGYUのタルタルのおつまみから。WAGYUももう和牛よりも世界標準になってしまいましたね。以前にアムステルダムで食べたWAGYUバーガーも激ウマでしたし、香港のキャセイのファーストラウンジでもWAGYUバーガーも美味しかったです。農産物もそうですが農林水産省というのは厚生労働省と並んで本当に無能な省庁です。WAGYUは規制を受ける前にアメリカに輸出されたものがオーストラリアに渡り更に世界へと展開していったので当時の関係者は不当に取引したわけではありません。農林水産省に日本の畜産業や農作物をどうしていくかというビジョンがなかったばかりにどんどん流出しただけの話です。
これなどはとてもタイらしい料理ですね。タイのストリート料理を上品になりすぎずにうまく昇華している気がします。
そしてこちらは一番のシグネチャーメニューであるサムローオムレツ。いわゆるタイオムレツなのですが見た目からして普通のものとは違いますね。
このふわふわっとした食感がタイオムレツの特徴なわけですがこれはもう良い意味で別の料理になっている気がします。
ナイフを入れると内部からとろっと流れ出してきます。
これらの料理は調味料を追加しなくても十分美味しいですが、途中で加えていくとまた楽しめます。
もちろんデザートもウリの一つですから注文しますよ。
下のほうにはパッションフルーツも入っていてデザート全体では濃厚でかつさわやかな味です。
食べようと思っていた料理が時間的にいくつか売り切れていたので、またそのうち訪れたいですね。といってもコロナ後は以前のように気軽に年に何度も行くような飛行機代ではなくなってしまいましたが・・・