阪急そばが事業譲渡して「若菜」というお店になるそうな。プレスリリースによると「阪急そば」及び「阪急そば若菜」全15店舗は2019年4月1日に「若菜」と名称を変えて平野屋に事業譲渡されるようです。阪急そばは「旨い」「早い」「安い」をコンセプトに創業50年を迎え、関西私鉄で最も早い1967年に創業したお店です(高級な阪急のイメージにはあまり合わないところが面白いですね)。
※写真は阪急阪神レストランズの公式から引用しました(写真は茶屋町店)
私は近鉄沿線(というか近鉄本拠地の上本町)の出身で近鉄バッファローズファン(いてまえ打線)だったので他の関西の方ほど阪急に思い入れはないのですが、「阪急そば」と聞くと高校時代の友人(同じく上本町出身)を何故か思い出します。
ある日嵐山に紅葉を見に行こうと谷町九丁目から谷町線で東梅田に降り立ち阪急電車の乗り場へ。まずは腹ごしらえと「素うどん」を。かけうどんと言うのが今は一般的ですが(阪急そばも昔は素うどんと言っていたような)。
いつもウケ狙いな友人は周囲に響き渡るような声で食券を握りしめカウンターに大声で「すぅ!」ひとつ!!と叫ぶ。周囲の人がクスクス笑うのを確認し満足げに(笑)。こちらではある時期「天かす」が自由にとれるようになっていて友人は「天かす食べ放題やん」といいいつつ「おらー」と言いながら天かすで山盛りに。「そんなに食べたら気持ち悪なるで」と制止するもなお聞かず、どんどん富士山のごとく積みあがる天かす。大阪特有の「元とらなあかん」という発想ではなくもちろん単なるノリです。「モトとレール(言ってもわからない人が多いと思いますが)」のノリと同じですねー。
たっぷりつゆまできれいに飲み干して阪急電車に乗り込みました。ところが案の定というか車内でみるみる友人の顔が白くなっていきました。もちろん大量の天かすのせいで気持ち悪くなってしまったのです。結局嵐山の紅葉はまともに見ることはなく帰ってきたのでした。
しばらくしてまた京都行く途中に阪急そばに行ったところ無料の「天かす」がきれいに消えてなくなっていたのは言うまでもありません。
どうでもいい話の上に阪急のイメージを損なってしまうような記事ですみません・・・。