新型コロナウイルス、アメリカやヨーロッパへの拡大が進んですごいことになってきてしまいましたね。もうダイアモンドプリンセスのことなんて国内外ともに忘れ去られてしまいそうです。
新型コロナウイルスについて、重症化するのは2割で(日本においては死者も少なく)、持病がある人や高齢者以外はそれほど恐れる必要はないという話が良くされます。私も内心はそう思っています。でも、今回の新型コロナウイルスについては日本と日本人は(世界一レベルの低い)マスコミ以外は当初から比較的冷静、かつ必要な行動をしてきたと思うのですが、とにかく海外のパニックぶりが目立ちます。こうなってしまうと日本がいくら冷静になってももう止まらない感じですね。
学校の休校も影響が大きいですし、やらなくて済むのならやらないにこしたことはなく、マスコミは大批判しましたが、結局ヨーロッパ各国は休校どころか商店まで閉鎖してしまいました。何もしなかったらとっくにアメリカも入国禁止になっていたことでしょう。アメリカは今回、日本に対してはあまり強硬に来ないですね、もちろんこれ以上拡大が進めば一気に入国禁止になるのでしょうけど。
国内では北海道の感染拡大が目立ちますが、これは北海道を訪れる中国人も多いですし、雪まつりや春節等、いろいろな要因が重なったのも大きく仕方ないですね。北海道の知事の対応も素早く問題なかったと思います。一方でイマイチわからないのが愛知県で、それほど検査数が多いわけでもないのに患者が多く、情報開示にも消極的、トリエンナーレ知事の対応にも疑問符が付きます。
そんな中、私も勤務する会社も原則海外へのフライトは禁止になり、最近国内の飛行機や新幹線等でのフライトも不要不急のものは禁止になりました。
新型コロナの話が出始めて個人的に真っ先にやめたのは新幹線での移動と人が長時間密集する場所への立ち入りです。ニューヨークのミュージカルやジャズクラブにだけは行ってしまいましたが。ただ入場したジャズクラブは席の配置がゆったりしていたのでリスクは少なく感じました。ニューヨークに行ったのは2月中旬でしたが、あと2週間遅かったらキャンセルしていたと思います。翌週の青森への移動も新幹線でなく飛行機にしました。
私のほうで外出系で現在気を付けているのは以下の通りです。
- レストランには出かけるが他人と 肩を寄せ合うような距離感の店には入らない
- 旅行や移動は極力自家用車で行ける範囲とし中距離以上の列車、バスに乗らない
- 飛行機は個人的には大丈夫だと思っているが会社から禁止されているためやむを得なく乗らない
- 映画、ライブハウス、コンサート、ジム、集会、その他閉鎖された空間で人が密集した場所等には一切行かない
- 会社ではマネジメントする立場なので従業員の在宅を強力に推進し、自部署のオフィスの集積度を下げる
- 自分の自部署のメンバーも原則としてすべて時差出勤
- 除菌グッズは常に携帯
という感じで、こうやってまとめると当たり前の対策ばかりですね。もちろん前提として手洗いやマスク等は気を付けていますが。海外に行けない分、実は国内旅行の予定はいくつか入れています。ホテルでの滞在が主だったり、クルマで行けたりする場所です。国内旅行も好きなのでこれでも十分楽しめます。
東日本大震災の時に「不謹慎」として自粛が蔓延して経済活動が止まることがありましたが、当時は私は空気を読まず徹底的に外食や旅行で消費をしました。それが少しでも早い復興につながると信じたからです。東北はボランティアでも行きましたが、それ以上に旅行によく行きましたね。東京が通常モードに戻るのは早かったので、やはり東北に行って消費したり、ブログで紹介したりというのが良いのかなと思っていました。
でも今回はどうでしょう。今回については一定期間は不用意な行動は慎むべきだと考えます。人で密集した空間に何の制限もなく長時間いたりするのはさすがに国全体としての解決を遅らせる行為だと思います。かといって自宅にずっと閉じこもっているのも過度に恐れすぎで、やはりリスクを把握しながらバランスの取れた行動をすることが必要かなと考えています。
先日新橋のあたりを通ったのですが他人の唾が飛んできそうな密度の居酒屋が満員のところがたくさんありました。一方でガラガラのお店もあるようです。日本人を見捨てて中国人にシフトしていた店舗や、もともと消去法的に選ばれていた店舗は苦しいでしょうね。神楽坂でも混んでいたお店は相変わらず今も混んでいます。私は席の間隔に最低限の余裕のあるお店だけ今は行くようにしています。
京都はここ数年オーバーツーリズムが問題になっていました。京都は観光地でないので外国人はもう来ないでほしいと街ぐるみで言っていましたので、今の状態はまさに京都の人たちが望んでいた状態に戻ったのではないでしょうか。私も少し今の騒ぎのほとぼりが冷めて、飛行機の移動に許可が出たら久しぶりに京都を訪れたいと思っています。
まずは日本が、そして世界の感染者の拡大のペースが減少に向かうことを願っています。