夕食のレストランはゲスト毎に仕切られています。それぞれの部屋には窓もありますが残念ながらこの時期、夕食時は既に窓の外は真っ暗です。
美しくセッティングされたテーブル周り。これから提供される料理に期待が高まります。今回は株主フェアということでワインのペアリングがついたプランです。
そこへシェフの登場。この日の料理の素材を見せてもらいました。さすが食の宝庫である伊勢志摩ですね。メニューにはSURF and Turfと書かれてあり、つまりはシーフードと肉が組み合わされた料理が提供されるようです。
伊勢エビも活きが良いです、そしてかなり大きいですね。
そしてトロさわらも新鮮で脂ものってそう。答志島トロさわらは10月~1月限定で、船上で活〆されて一定の大きさや脂の含有量があり当日に漁獲したもののみが名乗ることを許されるものらしいです。写真はちょっとブレてしまいましたが。
最初はひらまつネーム入りのシャンパーニュ・ドゥラモットから。
アミューズとして海の幸のカクテル。
様々な海の幸がザクザクと。
早くも次のワインが注がれます。フランス・ボルドーのクロ・デ・リュヌ リュヌ・ダルジャン。
前菜は6種のきのこ、フォアグラ、大麦リゾット。
フランス ラングドック ルーションのドメーヌ・サルダ・マレ リヴザルト。
ここでこういうワインを合わせてくるんですね。
魚料理は先ほどのトロさわらを藁焼きにしたもの。もちろん脂ののった状態を楽しめるよう絶妙の火の通し具合です。
サンセール・レ・ロマン アルフォンス・メロ。ミネラル感のあるワインです。魚もそうですが、このソースともワインはよく合うような印象でした。
松阪牛とブルーチーズ、黒トリュフ。ポーションはひかえめですがさすがの味わいです。
牛肉に合わせるのはボルドー サン・テステフの老舗シャトーであるシャトー・トロンコワ・ラランド。こちらシャトー・モンローズと同じオーナーのワインですね。
こうやって皿に盛られてもやはり大きいですね。
身をはがしてもこの通り。この皿一品だけでも十分すぎるぐらいの満足です。
合わせる赤ワインはルイ・ジャドのペルナン ヴェルジュレスです。
〆はいきなりの鯛茶漬けです。
プレデセール。
デザートまで手抜きなく楽しませてくれます。
お部屋に戻ってからも素晴らしかった料理の余韻が残ったままゆったりとした時間を過ごすことができました。
テラスにはバイオエタノール暖炉がありました。ホテルの客室で薪ストーブを入れるわけにはなかなかいきませんが、こちらなら導入がしやすいですね。炎を眺めながら過ごす時間というのは良いものです。
次回は朝食の様子をお伝えします。