【別荘 セカンドハウス購入 その2】セカンドハウスとしての那須 個人的に感じたメリット

前回セカンドハウス購入の候補地として以下のような項目をあげました。これまでは主に別荘地までの時間や価格感等についてお話しましたが、今回はもう少し那須にフォーカスして説明していきたいと思います。

候補地の条件

  • 神楽坂の自宅からドア・トゥ・ドアで2時間台で到着できる(できれば2時間半以内)こと
  • ある程度整備された別荘地内であること
  • 別荘地の管理がしっかりしていること
  • 地元民とのふれ合いといった濃い人間関係は必要ないので地方特有の付き合いが少ないことろ
  • いろんな意味でフラットに住める場所
  • 周りに豊かな自然があるところ(繁華な場所であったりしないこと)
  • できれば近くに温泉があること
  • 冬でも利用可能な場所にあること
  • 既に説明したような予算の範囲内であること
  • 資産価値よりは投入した金額分を楽しめるかで考えること
  • 資産価値は気にしないとはいえ後々タダでも売れないような場所には買わないこと

那須について個人的にメリットと感じたところ

<雰囲気がおおらか>

これは完全に私の主観なので「いや、違いますよ」と異論ある方もいるかもですが、那須(ここでいう那須は那須塩原ではなくて那須町)は流れている時間がゆったりとしている気がします。例えばクルマの走りでも周辺地域のナンバーはどちらかというとシャキシャキした?運転なのですが、那須ナンバーはのぼーっとした運転が多いように思います。クラクションを鳴らされることもほぼありません(例のあおり運転逮捕事件以来、どの地域でもクラクション率は減りましたが)。

コロナ禍では他の地域は他県ナンバーに厳しい土地も多かったですが、那須は地元の人に睨まれたりとか、明らかに迷惑そうにされたことがありません(近隣県やエリアでは口には出さないまでもそういう「気」を感じることが何度もありました)。またコロナがなくても那須はあまり地元民とそれ以外で区別しないというか自然な印象でした。

何故なのかなあと不思議だったのですが、那須は北海道と同様に開拓地だからかなと個人的には思っています。風景も雰囲気も北海道に似たところがあります。那須街道を走っている分には全く感じませんが那須町内の特に何もない道をクルマで走っていると、昔よく北海道に旅行していた頃を思い出すようになりました。

<温泉が豊富>

周辺には温泉地が多くありますし、トップシーズンを除いては日帰り利用ができるところが多いです。ただコロナ禍で閉館した宿も結構あるのは心が痛みますが・・・。うまくGo To等を活用して利用を伸ばした宿もありますが、あまりにも明暗が分かれているような感じもあります。那須は時間帯や場所を選べばかなり泉質の良い宿の温泉も混雑せずに利用できることが多いです。またたいていの主要な那須地域の別荘地は温泉が引き込まれていますので、宅内で温泉というのも可能です。

<自然が豊か>

那須高原エリアは自然林があちこちにあります。まだあまりブログには上げていないですが清流といっても良いようなスポットもたくさんあります。管理された森や林というよりは自然のままに育っているような場所が多く、ここは本当に関東地方なのかなと思ったりします。しかも観光客が来ないようなエリアでも素晴らしい場所が多いのも良いですね。どれだけ素晴らしい自然があっても行くまでの道がいつも渋滞とか人が多すぎて・・・となるとげんなりしてしまいますので。

<あまり無理せずに購入できる>

ある程度築年数が経った中古でOKであれば、那須エリアには手ごろな物件が結構あります(この1年で買い手がついてだいぶ無くなってしまいましたが・・・今はかなり物件数少ないです)。購入後にリフォームをしても地方都市で中古ワンルームマンションを手に入れるぐらいの価格でおさまります。もちろんしっかり使える状態かどうかの見極めは重要です。別荘地や物件の見極め方についてはいずれ取り上げる予定です。

<田舎特有の面倒くささが少ない>

自分が別荘地にいるので感じていないだけかもしれないですが、田舎特有の面倒さはあまりないです。いつもいるわけでないからかもしれませんが神楽坂のマンションにいるのとそう変わらない感覚で過ごせます。但し別荘地によってはとても面倒なところもあるようなので、物件を見る時にはその別荘地の雰囲気は聞いておく必要があります。

<別荘地内や別荘地同士でのマウンティング的なものがない>

那須の別荘地ってどこどこがクラスが高いとか、このエリアに住むのが憧れとか、そういう階級的なものがない気がしています。なんとなく各地域に広がっていてそれぞれが好きなように住んでいる印象です。敢えて挙げるならば東急リゾートのホテルと一体となった分譲地でしょうけど、それも他と比べてどうとかそういう世界はあまり感じません(ちなみに那須というよりは海外の住宅地みたいな雰囲気でした)。これが軽井沢とかだと自分が気にしなければいい話なのですが、いろんな見えないクラス分けがありそうな気もします(笑)。

<夏と冬それぞれに楽しめる>

今の別荘地はそれなりに標高はありますので(そんなに高くはないですが)、冬は何度かは積雪します。但し逆に言うとその程度です。近くには小さいながらもスキー場がありますので、朝何本か滑ってフレックス出社でテレワークなんてこともやろうと思えば可能です。もちろん本格的に滑りたいとなれば猪苗代や蔵王に行く必要がありますが。夏は今年の感覚だと今の場所はのべ1週間ほど我慢すればエアコンはいらない印象でしたが、これはエリアによると思います。あと四季がくっきりしていて高地から平地までの様々な草花が咲くのもうれしいですね。平日の朝の仕事前にちょっとクルマを走らせてミニハイキングなんかもしました。

<周辺エリアに魅力的な観光地が多い>

東京に住んでいると週末にドライブに出かけるのも一苦労ですが、那須にある程度拠点を置いていると東北が日帰り、もしくは1泊圏になります。特に会津地域は思った以上に近く、日帰りでそばを食べたり温泉にはいったりと楽しんでいます。磐梯もすごく良いですね。あとまだ那須からは行っていないですが新潟(特に奥只見とか魚沼エリア)も意外と近いなと思っています。

デメリットも少し

実はそんなにデメリットのようなものは感じていないのですが、メリットだけ取り上げるのも微妙なのでいくつか。

<地域のランドマークのようなホテルやレストランがない>

那須は地味に美味しいお店や隠れた名店は多いのですが「ミシュランの名店が那須に!」みたいな派手さはありません。ホテルも二期倶楽部があった時代は良かったのですが星野リゾート(リゾナーレ那須)となってからは?です。今だとホテルならばアートビオトープ那須のヴィラ棟でしょうか、知名度はまだまだですが。ひらまつが那須にホテル棟とヴィラを擁した施設を計画していたのですがひらまつ本体の経営不振により凍結になってしまいました。すごく期待していたのですが・・・できていればレストランをハードリピートしていたと思います。やはり別荘地としてはランドマークとなるような施設がエリア内に欲しい気がします。

<距離的には遠い>

私の自宅から那須町は時間的にはそれほど遠くないのですが距離的には結構遠いです。200kmまではいきませんがそれに近いぐらいの距離があります。当然ながらそれはガソリン代や高速代、電車の人は新幹線運賃に反映されます。あとよく疲れは時間より距離に比例するという話もありますが、自宅から別宅まで一気に移動するとそれなりの疲労感はあります。ちなみに神楽坂から軽井沢は道路で約170km、神楽坂から清里周辺までも約170km、あれっ!・・・そこまでは変わらなかったですね。熱海は約100kmと言うまでもなくはるかに近いですが。

<買い物や食事もクルマは必須>

熱海や軽井沢だと住む場所にもよりますが比較的近い位置にショップやレストランがありますが那須の別荘地エリアは一番近いコンビニでも軽く数キロ以上は走らないといけません(別荘地によっては10キロ以上も)。レストランも同様で那須にいると移動距離が長くなりクルマのガソリンの減りがすごいです。それだけ自然が多いとも言えますが。観光客が通る那須の中心エリア以外はお店もまばらです。このあたりの感覚も北海道なみです。

<ショッピングセンターがない>

最近は地方でも大きなショッピングセンター(SC)がある所が多いですが、那須町には今風なSCはありません。イオンはありますがイオンモールではなくイオンタウンのみで核テナントも「ザ・ビッグ」です(笑)。ちなみにお隣の白河(実際は西郷村)にもイオンはありますが大型モールではありません。那須塩原にも大型SCはないですから、(道路が混む宇都宮を避けるならば)何と福島の郡山まで行かないとまともなSCがないです。郡山には無印良品もスタバもユニクロの超大型店もありますので。なのでちょっと那須で着る服を買いにというような時は那須ガーデンアウトレットを利用しています。

次回は今住んでいる別荘地を選んだポイントについてお話します。