ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts ロク京都 デラックスルーム宿泊記 お部屋編(京都・大阪旅行2023年12月)

LXR Hotels & Resortsはヒルトンの最上位ブランドでアジアではROKU KYOTOが最初になります。今回はヒルトンのポイントを使っての無料宿泊です。というのも有償では安い時期でも10万円以上の価格が普通であり、またその評判についても賛否両論ありますので宿泊するなら最初は無料宿泊かなと思っていました。それにヒルトンに関してはアメックスプラチナで付与されているなんちゃってゴールドのみですので事実上はヒラ会員に近く特別な対応も望めないというのもありました。

アクセスは京都の道路の混雑を考えて地下鉄北大路駅からタクシーで向かいました。京都駅から北大路駅も地下鉄で一本ですのでタイムロスが少ない移動方法と言えます。

チェックインは15時過ぎと一番混雑している時間になってしまったため少し待たされました。こればかりはそんな時間に到着してしまった私たちが悪いので仕方ありません。でもそれから夕方までずっとチェックインのエリアは混雑していたようです。

チェックイン時には和菓子とお茶が提供されます。お部屋はゴールド会員にすぎず更には無料宿泊ということで特にアップグレードはありませんでしたがお部屋の向きは多少考慮してくれたようでした。一応有償でお部屋のアップグレードができないか聞いてみたところROKUスイートなら特別料金でと言われたのですがそこまで良い部屋は必要としていなかったので当初のお部屋にしました。ちなみに当日のレートを考えると客観的には全然ありな金額ではありました。ちなみにこの日は紅葉の終盤の週末ということもあり通常のデラックスルームでも当日には33万円という価格になっていました。

一通りの手続きが終わりお部屋へ。右回りと左回りどちらから案内すればよいか聞かれたのでてっきりお部屋まで案内してくれるのかと思ったのですが途中まで案内して後は自分でお部屋に行くスタイルのようです。このクラスだとお部屋までの案内がデフォルトと思っていたので割とびっくりしました。もっとも何度か宿泊しているホテルの場合は案内を断ることのほうが多いですけど。おそらくはかなり人手が足りていなくて余裕がないのでしょう。

ちなみに我が家は11月と12月に記念日が続くのですが、途中まで案内してくれた私仕事できてます風のおねえさんにおめでとうございますと言われました。

てくてくとほぼ1周歩いてお部屋へ。

お部屋はスタンダードクラスでありながらも高級感にあふれていました。天井も高いですね。写真だと立体感が良く伝わらないのですが空間ののびやかさはさすが最新のラグジュアリーホテルと感じました。

さっそくカーテンを開けてみるとこのような景色が広がりました。ちょうどROKUスイートと同じ方向のようですね。ゴールド会員ではプレミアデラックスへのアップグレードは少なくとも混雑期は期待できないですがそういう中では最善のお部屋をアサインいただいた気はします。この方向の部屋でももう少し建物に視界が遮られるお部屋もありますし。

ただこれは後から色々と調べてわかったことなのでお部屋を案内しながらそのあたりのことを説明いただけると印象はさらに良いものになったと思います。これほどの高級リゾートであればどうゲストの満足度を高め期待を超えていくのか考えていくべきで、実はそれはちょっとした声がけや心遣いでも変わってくるものですが現実はそんな余裕がないほど人手不足が厳しいのでしょう。本来はそれなら宿泊者数を絞らないといけません。

窓からの景色は遠くに京見峠をのぞみ手前には鷹峰の風景とホテルの全景が広がります。

ちょっとひいて撮るとこんな感じ。ライティングも凝っています。

リネンも見るからに高級そうですね。ベッドマットも硬すぎずで好みの寝心地でした。最近はビジネスホテルでもベッドに力を入れている所が増えて一般的なシティホテルとの差が縮まっていますが、このクラスともなると寝るだけで違いがよくわかります。

円形のテーブルにはフルーツとあられが。このクラスだと宿泊者に対するメッセージカードくらいはあるかと思いましたが何もありませんでした。記念日であっても無料宿泊でゴールド会員どまりだとメッセージも省かれるのかもしれません。

ちなみに11月にリージェント香港に宿泊した時はこんな感じでした。ちなみにこちらもポイントによる無料宿泊です。IHGはダイヤ会員なのでそこの違いは大きいのかもしれませんが。ただしリージェント香港はご存じの通り古いホテルを改装しているので部屋の使い勝手や空間的な広さは新築のROKU京都のほうが上回っています。ホテルクラスとしてはどちらもラグジュアリークラスでほぼ同等と考えて良いでしょう。

少し角度をかえて見たところ。窓に沿ってデイベッドがわりにもなるカウチソファがあります。但しここに寝転がっていると外から丸見えではありますが。

ベッドサイド。機能的にまとめられたスイッチ類。もちろんタイプCのUSBコネクタもあります。

BALMUDAのBluetoothスピーカーも置いてありました。一時期欲しいと思ったこともあったのですが実際に聞いてみての感想としてはもう一歩かなと。音に合わせて光るためインテリアとしては良いのですが。今持っているSONYのXPERIAがスマホにもかかわらず結構良い音で鳴るので差が感じられませんでした。

もう片方のベッドサイド。ミニバーはミネラルウォーター、コーヒー、お茶以外は有料である旨の案内も書かれていました。つまりは無料と思って申告しないようなゲストの客層が一定数いるということでしょうか。

インテリアの造作や雰囲気は同じヒルトン系のコンラッドにも少し似ている感じもします。

部屋と浴室の間がガラスで仕切られていますがもちろん見えなくすることも可能です。お部屋と廊下を仕切る扉やミニバーの扉のデザインが統一されていて一体感がありますし、高級感もあります。

ウイスキーやワイン、リカー類が上の棚に並んでいます。もちろんエスプレッソマシン(ネスプレッソ)もあります。ミネラルウォーターは環境を意識して紙パックタイプになっています。瓶よりは使いやすいですね。

グラスもクオリティーの高いものが。

冷蔵庫の中のドリンクは想像していたよりも普通です。

このあたりもちょっとコンラッドっぽいかも。

ちなみにこちらは以前に中国の広州や大阪でコンラッドに宿泊した時のもの。国内のコンラッドは東京よりは大阪が好きでした。一時期はヒルトンダイヤだったこともあり結構ヒルトンにも宿泊していたのですが最近はめっきり減ってしまいました。

こちらは大阪のコンラッド。

ナイトウェア。上下セパレートのタイプで着心地も申し分ないですね。上質なコットンかと思いましたが化学繊維だったので最近の技術はすごいですね。

室内用のスリッパと館内で利用できる草履(レストラン等は不可)があります。

廊下部分には大きなウォークインタイプのクロゼットがあります。

バスローブは裏起毛になっていて着心地が良いです。よくあるような重たすぎる感じもありません。

続いてウェットエリア。洗面スペースの天井の高さもさることながらデザイン的にも凝っていますね。

京都の高級ホテルに共通する少し和の要素を取り入れたデザインです。

これは余計なお世話ですが汚れも目立ちそうですしガラス面積も広いので掃除も大変ですね。ちゃんと維持できるのか心配です。

ヘアケア・ボディケアのアメニティーはボトルタイプに変更になっていました。ブランドはVOTARYだったと思います。イギリスのスキンケアブランドでメイクアップアーティストの創業者の方がキャサリン妃にメイクのアドバイスをしたことでも有名らしいですね。グリーンティーの香りに癒されます。

バスソルト。

トイレは独立型で手洗いも付いています。

アメニティー類。髭剃りやブラシ、歯ブラシなどは最近の傾向で他のホテルでもそうですが全部木製のものになっています。髭剃りは柄の部分が木星になっていますね。ドライヤーを何故か撮影し忘れてしまったのですがレプロナイザー4Dでした。このドライヤーかなり人気ですがダイソンもそうですがどちらかというとマーケティングの勝利と思っており、個人的には価格ほどの性能は感じない気がします。美容家電は最近「とにかく高いほうが売れる」からか値段の上がり方がすごいですね。

こちらは夕食から戻ってきてターンダウンがされた後の状態です。

スリッパは割と適当な感じで置かれていました。

コード類も欲を言えばきちんとまとめられた状態のほうがきれいですね。

お風呂に入って早めに寝ましょう。

次回はパブリックスペースや朝食の様子をお伝えします。