石垣牛の焼肉店といえば一番に想起するのはやはり「やまもと」でしょうか。ただ移転して広くなったとはいえ予約の取りづらさは相変わらずだと思います。
私はかなり昔から「やまもと」には通っていました。
一番直近では2018年に。
昔は1人4000〜6000円ぐらいで十分に楽しめたのですが、クルーズ船に乗って大量に中国人が来るようになった頃から島ぢゅうの石垣牛が食べ尽くされ、ほとんどの店が売り切れるという事態が起こるようになってから急速に価格が上がりました。ボルドーワインと同じ構図ですね。そして今では稀少部位も含めて楽しむとなると1人8000円から12000円ぐらいかかるようになってしまいました。それでも都内の高級焼肉店よりは全然安いですが。
「たけさん亭」は「やまもと」より訪れたのはかなり後です。妻がたまたまランチのお手頃なプランを食べたら美味しかったというので二回目は一緒に行ったのが最初です（現在はランチはなくなりました）。
そういうわけで今回の石垣旅行でも「たけさん亭」へ。
前回と比較しても上がっていますがこればかりは仕方ありません。石垣牛自体の価格が上がっていますから。
本日の稀少部位に関しては壁に貼ってあります。
タンだけは石垣牛でないので注意です。どこかに買い占められているのでしょうか。
稀少部位も一部に含まれた三点盛り。
クラシタ イチボ ササミ です。見た目ほどもたれることはなく案外あっさりしています。サシが苦手な人にも食べてほしいです。
こちら上ハラミ。ハラミとは思えないような見た目。ハラミって昔はマイナーな部位でしたよね。子供の頃、大阪上本町の焼肉店のハラミが大好きでいつもハラミばかり食べていました。
今思えばいつも美味しそうに食べるからハラミの中でも良い部位を出してくれていたのかなと。この上ハラミを食べでそんなことを思い出しました。つまりはこちらのハラミも美味しかったということなんですが。
昔の焼肉店は今のように細かく部位を分けて価格提示していませんでしたからその時々のタイミングやお馴染みさんかどうかで同じメニューでも違うものが出ていたと思います。
熱が入ってくると更に美味しそうです。
こちらは上カルビだったかな。
これは普通のロース。
こちらは普通のハラミです。正直これでも十分すぎるクオリティーです。いかにもハラミっぽい味という意味ではこちらなのかもしれません。
稀少部位はもちろん美味しいのですがスタンダードなメニューも十分おすすめです。稀少部位の価格におされてか日本人はあまり注文していない人が多いのですが折角ですから色々注文してください。高いメニューにこだわることはありません。
あとあまり遅い時間に訪れると食べたい部位がほとんどないことがありますので早めの時間帯の予約を。石垣牛は常に品薄状態ですので。折角行ったのに何も無いとなると満足度がかなり下がってしまいます。
あと牧場直営を謳っている石垣牛ではない牛をあえて使っている焼肉店もいくつかありますが正直あまり今のところピンとくるところは見つけらていません。
