先日東急ハーヴェストクラブ那須に行ってきました。行ってきましたといっても那須別宅からはクルマでコンビニに行くぐらいの感覚で走れば到着する距離ではあります。今回宿泊したのは一休コムのプランでビュッフェの朝夕食及び夕食時のフリーフロー付き、ポイント即時利用で税込みほぼちょうど3万円と比較的お特なプランが出ていたからです。那須で夜にどこか外で飲むとなるとイコール運転代行を頼まなくてはいけなくなるので、そうすると場所によっては2人分の食事+代行料金で2万近くにはなってしまいます。なので那須でこういうプランは私たちには有難いですね。
そういう理由もあってそこまで早く到着する理由もなくホテルにチェックインしたのは17時を過ぎていました。既に周囲は暗くなっており、この日は風が強く嵐のような天気でした。まあでも那須ではこれぐらいの風はよくあることですが。
ということでちょっと外観写真がブレているのは風のせいということにさせてください(笑)
フロント周りの雰囲気とかは箱根甲子園のハーヴェストクラブにも少し似ています。
お部屋はメイン棟からは少し離れた2号館にて。少し広めの部屋にしていただいたようです。2人で利用するには十分すぎる余裕があります。
ツインベッドにベッドにもなるソファが2台あって合計4名まで宿泊できるというこの手のリゾートシェア施設や少し昔のプリンスホテルによくあった配置です。夜に撮影したのでちょっと色合いが微妙に感じるかもですが日中の光で見る分にはそこまで気になるような感じではありません。
浴衣はサイズ別に引き出しに入っています。スリッパは使い捨てのタイプではありません。
最大4名での利用を想定していることもあってか洗面、トイレ、浴室はすべてセパレートになっています。華やかさはないですが使いやすい内容です。洗面には通常のアメニティー(引き出しに入っています)の他にボトルの化粧水や乳液も用意されています。
大きな温泉大浴場がありますから客室のバスは利用しませんでした。
今回は一休コムのプランを使ったというのは最初に説明しましたが、一休ダイヤモンド特典として通常11時のチェックアウト時間を12時にしてもらえました。またおみやげの引換券(人気おみやげBEST3の中からひとつ、1000~1300円程度のもの)や金券(1000円分)もいただいたのですが、安いプランにもかかわらずこんなに特典をいただいていいのかなあと。そのへんの中途半端なホテルプログラムよりも最近は一休の破壊力がすごいですね。
夕食はgrand-Buffet「みのり~fruttare~」にてシェフズブッフェを。ほどよい埋まり具合で余裕があったこともありますが良い雰囲気が保たれていて、リゾート地のブッフェによくあるような喧噪とは無縁だったのは有難かったです。ゲストの層も悪くなかったですね。夏の最繁忙期だとまた状況は変わっていると思うのですが。
ブッフェとしてはそこまで種類が多いほうではないですが、食材の質や内容は悪くないと思います。那須エリアで豪華なブッフェで人気のある某リゾートホテルより実質的な内容は上だと思うのですが、いかんせん盛り付けや料理の見せ方のプレゼンテーションが弱いため、少し平凡に見えてしまうかもしれないのが惜しいところです。
東急電鉄のシンプルな内装の電車と共通するところがあるかも。
最初はこんな感じでとってみました。
各種アルコールは座席でオーダーをとるのではなく、各自がバーカウンターで注文する形式です。今回は宿泊料金に含まれているプランですが別途注文する場合は80分で1人1980円です。
居酒屋のそれとは違ってカシスソーダも割とちゃんとしたものを作ってくれます。
ライブキッチンのコーナーでは揚げたての天ぷら、ローストビーフ、温野菜に熱々のラクレットをかけてくれるものなど、ブッフェの王道的なメニューが用意されていました。
行列ができることも皆無で食べたいときにはいつでも気軽に注文することができました。といっても何度も食べるものでもないのでそれぞれ1回ずつだけでしたが。
那須和牛のビーフシチュー。これも目立たない佇まい?で置かれていたためかあまり食べている人がいなかったですがおいしかったと思います。じゃがいもやにんじんばかりでごまかしているものではなく。ゴロリと大きなお肉がたくさん(というかほぼ肉のみ)で満足感があります。
和食、洋食、大人も子供も楽しめる構成でこういったタイムシェア施設の見本のようなブッフェ内容でした。すごく面白味があるわけではないですが満足できました。
デザートは種類は多くないのですが力が入っています。
完全に飲みすぎ&食べ過ぎてしまいました。
フロントに隣接してミニラウンジのようなスペースがあります。しかし残念ながらコーヒーはセルフで有料です。まあでもグループでの利用が多い施設でしょうからここでフリーソフトドリンクでも提供しようものならちょっとくつろげる雰囲気ではなくなることでしょう。
ハーヴェストクラブはどこも館内にこういったラウンジやライブラリーと称するフリースペースがあることが多いです。
こちらはロビー階より一つ下にあるライブラリースペース。特に書架があるわけではありません。
翌朝、客室から見た朝日。手前に見えるのは那須Retreatという東急ハーヴェストクラブで初の戸建てタイプの施設です。その奥木立の中に点在しているのは那須エリアの中でも最も高級な雰囲気の別荘地のひとつ東急の「The Hills」です。この別荘地は定住者が多く、外国の高級住宅地のような雰囲気です。土地代がすごく高いわけではなく管理費もそれほどかからないのが意外なのですが、ここで上物を建てるのであればそれなりの見映えのものにしないと後々大変です。
こうやって窓の外を眺めているとちょっと北欧あたりの風景にも見えるというと言いすぎでしょうか。
朝食をとりに再びレストランへ。周囲の環境やゆとりのある建物の配置はなかなかに素晴らしくてやはり明るいうちにホテルに到着したほうが良かったなあと少しだけ反省。レストランだけの利用もできますし、まあいつでも来られるので良いのですが。
朝になるとレストランの雰囲気もまた変わりますね。
朝食もブッフェ形式でこのようにとってみました。
オムレツは見映えはイマイチですが、卵率?が高いというかクリームとか出汁とかをほぼ使っていないもので、個人的にはとても好みです。
なんだか和洋ごちゃまぜにとってしまったので不思議な取り合わせになってしまいました(笑)。
冷凍生地ではあるのですがパンは思いのほか(フレンチトーストはふつう)美味しかったです。
最後には朝カレーも。
朝のラウンジとライブラリー。
最後に大浴場をご紹介します。
温泉は一部はかけ流しの浴槽もあり、こういったホテルにしては温泉の質は良いほうかと思います。写真にはないですが露天風呂もあります。ブースになった洗い場も豊富にありストレスのない入浴ができます。
湯上りスペースもあります。
前日の嵐とは違いおだやかな天気でチェックアウトの12時近くまでお部屋でのんびり過ごしました。
ちなみにチェックイン時にもらった売店のチケットは御用邸チーズケーキと栃木のクラフトビールに交換しました。
また利用したいと思います。