洞爺湖沿い国道からわき道にそれてぐんぐんと登っていくとようやくホテルが近づいてきました。

なかなかに威圧感のある車寄せですね。

エントランス部分も高級感があります。但し(本当はあったかもしれないですが)基本はバレーパーキングというわけではなく荷物を下したら自分で地下の駐車場にクルマを回さないといけません。おそらく頼めばやってくれる気もしますがちょうど運悪く洞爺湖からの送迎バスが着きインバンドが多数降りて混乱していたので諦めました(後から調べたらプリミエールスタイルのお部屋だとバレーパーキング無料、他の場合は有料での取り扱いになるようです、IHGダイヤ+クラブアクセス権での取り扱いがどうなるかは未確認です)。

そして地下の駐車場からは何とエレベーターでロビー階に行けないのです。エントランスで先に荷物を下さない限りは自分で少なくとも一階分は荷物をもって階段を上らないといけません。その後車いす用と思われる小さなエレベータに乗り継いでようやくロビー階に出ます。なぜこのような造りにしたのか不明ですが、おそらく最高級ホテルを目指していた時はすべてバレーパーキングで対応する前提だったのでしょう。屋内パーキングはロッテアライリゾートを思い出しました。オープンしたのも同じような時期ですしバブルの残像感も含めてよく似ています。
こういうバブルの遺産的な建物って個人的にはワクワクします。今の建築や高級ホテルは一見おしゃれですけど、建物を見ていると「原価計算」とか「投資回収」とかいう文字が透かしで浮かんできそうでいまひとつ豪華さに没入できない感じがありますが、昔のそれはほんと無駄遣いに近いお金がかかっているので見ごたえがあります。
文句たらたらでロビー階まで上がってきましたがこの眺めを見たらそんなつまらない気持ちは吹き飛びます。

チェックイン手続きに進むまでも更に手間取りました。ようやく順番が来てもともと私のポイント宿泊と妻のポイント宿泊をつなげた行程であることを告げるとお部屋の移動がないようにと2泊分まとめてジュニアスイートにアップグレードしてくれた(最初は1泊分だけがジュニアスイートだった)のでもう細かいことは言いません。感謝あるのみです。ジュニアスイートとそれ以下では結構お部屋のグレードに差がありますので。
ちょっと思ったのですが安い価格で泊まっているインバウンド客が結構いてチェックインに時間がかかるので、IHGの上級会員についてはインルームチェックインにしてしまってお部屋に送り込んだほうがいいような気がしました。案外フロントスペースが狭く大量のゲストを一度にさばくようにはできていないので。


エレベーターホールです。

こちらが宿泊階のエレベーターホール。無駄に空間を使っていますね。


このあたりも謎に空間を使っています。というか客室階に階段があるの珍しいですね。普通は非常階段として見えない位置にあるものですが。

湖側のジュニアスイートタイプのお部屋はバスルームにも窓があり洞爺湖を眺めながら入浴ができます。

リビングスペースからもこのような洞爺湖が。最高の景色ですね。

少し天気は怪しくなってきましたがこの日は湖はくっきりと見えました。

こちらはバスルームから見た洞爺湖です。右側手前にシャワーブースもあります。

ふわふわのバスローブも用意されていました。


アメニティーはブルガリです。最近は高級ホテルでもポンプタイプが主流の中では良い意味で古き良き時代の高級ホテルらしさが残っていますね。ブルガリのアメニティーはひらまつホテル以来ですね。

上品な印象の洗面スペース。

再びリビングスペースへ。こちらもクラシカルな雰囲気ですね。

ジュニアスイートタイプなのでベッドルームはセパレートではないですが逆にこのほうがベッドからも外が見えて良い気がします。

ベッドサイドには布が敷かれています。

クロゼットにはスリッパや紙袋なども。

ベッド横のスペースには鏡台もあります。今のホテルは豪華な洗面カウンターに機能が集約されて独立した鏡台ってなくなりましたね。

立派なデスク。

ここにも昔の「高級ホテル」らしさが。

昔って旅先から友人に手紙やはがきを出したりしたものでしたが今はスマホで写真を送ればよいですから不要ですね。

時間は限定されていますがルームサービスもあります。

もともとはブラウン管テレビごとアーモアに入っていたのでしょうね。

ミニバースペース。青いコブレットもなんだか懐かしいです。

冷蔵庫の中は案外寂しいですね。でもこちらのミニバーは値付けが安くてソフトドリンクやビールも飲んでもいいなあという価格に抑えられています。



しばらくウインザーホテル洞爺の宿泊記が続きます。