石見銀山はユネスコの世界遺産のうちアジアで唯一(2012年現在)の産業遺産。特徴は鉱山遺跡だけが世界遺産なのではなく、加えて銀の積み出し港や、鉱山町、街道等から構成された複合的なものであるということ。
今回は鉱山内を歩きまわる時間まではなかったので主に鉱山町の町並み散策をすることにした。中心部はクルマやバスの乗り入れが規制されている。
町並みの保存地区は「つくりすぎて」いないというか、かなり自然な形で当時の雰囲気が残っている印象。いずれの大都市からもかなり遠く不便な場所であることが幸いしたのだろうか。
石見銀山は最盛期は世界の銀の半分を産出したらしい。また銀は精錬時に大量の木材を必要とするらしいが周囲の森林を管理し森を破壊することなく環境に配慮した開発がされた。
郵便局やパン屋さんも。
映画などの撮影地にもなっている。
なぜ石見銀山が世界遺産なのか、訪れる前はいまひとつピンとこなかったのだが、様々な解説を読んでストーリーで理解するとなるほど納得がいった。また、解説を読むまでもなく当時の雰囲気が広域でよく残っているので、実際に訪れて初めて良さが理解できる観光地のような気がする。
石見銀山 町並み地区(島根旅行2012) [島根 大田市 ユネスコ世界遺産(UNESCO World Heritage)]
- 2012-10-24
- 中国・四国・九州