deux feuilles 【ドゥ フイユ】 パン・デ・フィロゾフの榎本シェフがひらいたビストロ(神楽坂 新宿区横寺町)

新宿区の町名はわかりづらいです。というのも町名保存運動が活発だったこともあり住居表示を変更した割には昔ながらの地名がまだ多く残っていて、さらには〇〇丁目でない単独の町名も多いので新宿区民ですらそれってどこだっけ?というような町名もたくさんあります。神楽坂の周辺でも「箪笥町」「西五軒町」「弁天町」「榎町」「船町」「改代町」「築地町」などなど。横寺町も神楽坂エリアにある町名です。

新宿区の東五軒町にある「Pain des Philosophes (パン・デ・フィロゾフ)」はパン好きなら知らない人はいない全国区の人気パン屋さんで、オープン当初は家から近いこともありよく買いに行っていました。ところがあまりにも人気が出過ぎて行列が日に日に長くなり地元でありながら以前ほどは気軽に買えなくなったのは寂しいです。そのパン・デ・フィロゾフの榎本シェフが新たにオープンしたのが今回ご紹介するdeux feuilles (ドゥ フイユ)です。

アラカルトにも気になるメニューたくさんだったのですが初めてですし7品のおまかせコース4950円を注文することにしました。こちらサービス価格ですよね、いずれはこのコースはもっと高くなっていく気がします。

ワインもバイ・ザ・グラスが豊富でどれにしようか悩みますね。こういう感じのお店は実は札幌には結構あるのですが神楽坂にはありそうであまりないです。ちょっと若い人向けかなというところかかなりお高いお店のどちらかになってしまうことが多く、ほどよい感じでとても良いですね。

ボトルで注文できるワインも豊富にありそうです。

一杯目は山形かみのやまの蔵王ウッディファーム ソーヴィニオンブラン2021です。さわやかな果実味のワインです。シャルドネもブレンドされています。

こちらはお通し的なアミューズになります。

パンの美味しさは説明不要ですね。ついつい手が出てすぐに無くなってしまうので要注意です。

こちらはカニの身を使った前菜ですね。ここから前菜が3品続きます。

カツオ。藁焼きされたような風味で美味しかったですね。

2杯目のワインはイタリア フリウリ地方のインディジェノーズリー リボッラ・ジャッラ。柑橘系のエレガントなワイン(と書いてあります)。

イカとふきのとうの春巻きだったかな。最近何故かフレンチやイタリアンでたまにふきのとうを使ったメニューにお目にかかります。

次に飲んだのはマスカットベリーが主体の山梨の共栄堂ワイン K21AK_CL です。こちら以前は四恩ワイナリーの醸造責任者をしていた方が移ったはずです。四恩時代にワインバーのイベントでお話をさせていただいたことがあります(現在の四恩ワイナリーは以前とはかなり味が変わっています)。かなりとんがった方で話も面白かったです。

ここでようやく魚料理のメインになります。これはもう王道的な見ただけで美味しいだろうなと思う料理ですね。

肉料理のメインは放牧牛のロースト。

断面をみただけでよだれが出そうです。

最後はミニデザートのバスクチーズケーキと珈琲を。

もう少し住む日数が神楽坂メインになってきたら通いたいお店でした。