ケリーホテル香港 クラブプレミアシービュールーム宿泊記(香港旅行2019年秋 その3)

今回は香港滞在1泊目は紅磡地区にあるケリーホテル香港 (香港嘉里大酒店)に宿泊します。ケリーホテル香港はシャングリ・ラ系列のライフスタイルホテルで、内部のデザインは 香港の「ジ・アッパーハウス」、アンダーズシンガポール、 ウォルドーフ・アストリア バンコク、シャングリ・ラ 東京のイタリアンレストラン 「ピャチェーレ」や「ホライゾンクラブラウンジ」を手掛けた香港の建築デザイナー「 アンドレ・フー 」によるものです。

アプローチ

ホテルへはエアポートエクスプレス接続のシャトルバスK1系統でもアクセスできますが、今回は一連のデモの影響もありエアポートエクスプレスの運用や停車駅が変則的なことも予想されたので空港からUberでホテルにアクセスすることにしました。実際にはエアポートエクスプレスを2名で利用するのとそれほど費用は変わらずで、これからもUberで良いかなと思いましたね。ちなみにUber利用の時は基本的にアプリからチップは払うようにしています。

チェックイン

今回予約した部屋はクラブプレミアシービュールームというカテゴリです。費用は詳しくは忘れましたが総額で36000円前後だったかと記憶しており、中心部でないといえ香港の相場を考えるとクラブアクセスがありこの部屋ならリーズナブルと感じました。

シャングリ・ラはジェイド会員ですのでアップグレードも期待できるところですが、事前にWEBで予約状況を確認すると一番広いスイート以外の上級客室はすべて満員だったのでアップグレードはほぼないだろうなと予想していました。

事実その通りだったのですが、フロントの女性はとても感じが良く応対も丁寧でホテルへの印象自体は最初からとても良いものでした。フィットするかどうかって、こういう最初の印象って重要ですよね。香港というと仕事ができるがビジネスライクなホテルスタッフが多い印象ですが、こちらのホテルはその後に出会うスタッフもみんなフレンドリーに感じましたね。

エレベーターホール、派手な感じはないのですが何ともいえない上質感に包まれます。

ゲストルーム

それではクラブプレミアシービュールームのお部屋を紹介しましょう。

上質感は部屋に入っても印象は変わらず。これ見よがしな豪華さはないのですが品があり、かつ心から寛げる雰囲気はさすがです。フルサイズウィンドウからはビクトリア湾と香港島の銅鑼灣から北角方面の風景が広がります。まさに香港らしい風景ですね。 客室面積は58㎡。ワンルームスイートといっても良いぐらいの広さとゆとりがあります。

この客室より一つ上のクラブプレミアシービュールームのバルコニー付きで2面彩光の部屋があり、そちらも素晴らしそうなので次回以降で宿泊してみたいですね。ただ部屋数が少なそうです。スタンダードスイートとしては エグゼクティブシービュースイート というお部屋があるのですが、90㎡と広いもののビクトリア湾方向の窓がベッドルームとリビングルームで2分割、つまり通常のデラックスカテゴリの部屋を2つつなげたような配置なので、それならば私は今回の部屋のほうが良い気がしました。

その一番狭いデラックスルームというカテゴリでも42㎡ありますので香港としては十分に広く、バスタブとシャワーブースも別であり、宿泊費用も17000円ぐらいからとかなり手ごろなのですが、そちらは一般的なレイアウトになるので価格だけの差はやはりあるように感じます。

ベッドも客室同様シンプルですがリネンも質の高いものが使われており、個人的には寝心地も良いものでした。スプリングはある程度の硬さはありひらまつホテルのそれのような包み込まれるような感じとはまた違いますが。

ベッドサイドにはデジタル目覚まし時計&Bluetoothスピーカーも置かれています。電話機は高級ホテルで今はやりのパネルタイプではなく一般的なものですね。持ち出して使えるスマートフォン(handy)も設置されています。handyは ベンチャー企業 Tink Labs(ティンク・ラボ) が香港で開始したサービスなので香港のホテルにはよく置かれています。日本ではシャープと合弁で進出していますね。

部屋の手前側の丸テーブルの上にはホテルからのウェルカムギフトが並べられていました。チョコレートとクッキー、いずれも美味しくいただけました。

このタイプの部屋はあちこちにソファがあります。お気に入りの場所で思い思いに寛いでくださいということなのかどうかはわかりませんが実際居心地は良かったですね。

テーブルには雑誌の他に香港湾岸エリアのガイドブックもありました。

ミニバー及びクロゼット

ミニバーコーナーには最近の高級ホテルの定番であるエスプレッソマシンももちろん備わっています。金庫がこんな感じでむき出しで置かれているのは面白いですね。

ティーパックはスリランカの紅茶メーカー、ワタワラプンテェ―ション社のものですね。紅茶の品質が一定のクオリティーを満たしているとしてスリランカ紅茶局からのお墨付きを得ている旨のマークがついていました。どこか他のホテルでも見た記憶があるのですがどこだったか思い出せません。

冷蔵庫内ははハードリカーを除くドリンクはフリーとなっています。ビールも飲めるのはうれしいですね。でもラウンジで飲むので実際にはそんなに飲まないですけどね。むしろアンダーズのようにスナック菓子をフリーにしてくれると部屋でダラダラしたい時に便利なのになあと思います。

フルーツとホテルからのレター。

クロゼットは最近はやりの開放型です。昔のように大きな荷物を持って移動する人が減ったからなんでしょうか、長期滞在も考えて作られているスイートは別として一時期のように大きなウォークインクロゼットを備えた客室は減りつつあるようにも思えます。

バスルーム

バスルームもデザインとしてはシンプルなのですがやはり品が良く、清潔感にあふれています。

カランのデザインも変に凝りすぎたりはしていませんが、機能的には十分な内容です。

アメニティーセットもシンプルですね。ヘアケア・ボディケア関連はロクシタンのホテルラインであるジャスミン&ベルガモットのシリーズ、個人的にこちらのシリーズはとても好きです。

シャワーブースはもちろん別にあります。ハンドシャワーとレインシャワーの両方がありますが、こちらも過剰に華美な感じではなく使いやすいです。

次回はラウンジのアフタヌーンティーの様子を伝えします。