夕食はホテルのメイン棟のダイニングルーム「 レストラン エタデスプリ 」でとります。今回2食付きの宿泊プランを利用しており、夕食のコースは「パリジェンヌ」と名付けられています。ちなみに宮古島の言葉で畑のことをパリといい、そこで働く女性と言うことでパリジェンヌと呼んでいるそうです。
まずはドリンクの注文と言うことでメニューを開くと驚いたのがシャンパーニュの値付けの安さ。何とドゥーツがボトルで8500円です。これはボトルでの注文を即決の価格ですね。
最初は海のパンという一品。
次はグルヌイユ。つまりはカエルですね。最初容器にはいってやってくるのですが、ふたを開けるとスモークの煙とともに登場します。
続いてやってきたのは試験管。こちらはマングローブ蟹のコンソメです。一口で飲み干しますが蟹のエキスが口いっぱいに広がりました。
品数が多いのでまだ前菜です。「牡蛎」と「トマト」。この牡蛎の味付けは抜群でしたね。
「CHAMPLE」混ぜるという意のサラダ。
そしてイナムドゥチ。イナムルチとも言いますが、通常はイノシシを模して豚肉を使った具沢山の汁物を差しますが、ここではそのままイノシシを使っていました。害獣として駆除されるイノシシを無駄にしないようにという思いも含まれた料理になります。渡真利シェフの思いも書かれています。
魚料理は金目鯛です。
肉料理は「空想の鹿」と名付けられています。
デザート。ひとつめはグアバとバナナ。
デザートの二皿目には茄子?
そして最後は小菓子とハーブティーです。
沖縄のリゾートホテルの標準点を大きく超える食事ですね。随所にある仕掛けはイノベーティブとも言えるのですが、基本はしっかりと沖縄料理であり、かつオープンの頃よりも進化を感じました。