奥神楽坂エリアの住宅である矢来町に位置する「ラ グラティチュード」は以前は神楽坂下でビストロ好きの人なら知っているであろう「ル・ロワズィール」というレストランをやっていました。オーナー夫婦に直接聞いたわけではありませんが「感謝」を意味する店名とともに住宅に移転したのは、何となくわかるような気もします。
店内はいかにもビストロといった雰囲気です。
今回は平日のランチコース1800円(税込)を注文しました。こちらは前菜・メイン、そしてデザート共に複数から選択できるプリフィクススタイルになっています。
この日の前菜は
- 鴨と豚肉のリェット、生サラミ、生ハム
- 青森サーモンのハーブマリネ レモン風味
- ズワイガニとアヴォカドのタルタル
- 焼イワシの白ワイン漬けマリネ
メインは
- 自家製豚バラ肉の塩漬けオーブン焼き
- 平目のポワレ アンチョビ、黒オリーブ、ケッパーソース
- 仔羊と野菜のトマト煮
- フランス産鴨のコンフィ
- ハーブひまわり鶏もも肉のロースト
- 牛ハラミ肉のステーキ(+500円)
- 牛ほほ肉の赤ワイン煮込み(+500円)
デザート
- クレームブリュレ
- 洋梨のクラフティー
- マカロン風チョコレートケーキ
- アプリコットのシャーベット
メニューの内容がある程度保存がきくものが多いということもあり、この価格帯としてはかなりの選択肢の広さだと思います。
この日の前菜はズワイガニとアヴォカドのタルタルにしました。こちらのレストランの定番メニューで私も何度も食べたことがあります。この日は蒸し暑かったからかいつもより少し胡瓜が多めでより爽やかな仕上がりになっていました。
メインはビストロの定番料理である「鴨のコンフィ」。皮はパリッとして身は旨みが凝縮していますので本当ならワインが欲しいところです。でも在宅勤務中のランチのため我慢ですね。
妻は鶏もも肉のローストにしました。
デザートは洋梨のクラフティー。見た目通りの安定の味わいです。
ちょっと隠れ家的な住宅街立地で、坂下の時代のように積極的なメディア露出もしていませんし、何というか過剰にフレンドリーなサービスでもないので、結果として地元の人がふらっと立ち寄るような本当に居心地の良い雰囲気になっています。
地元民が求めるのはグルメライターやメディアのほうばかり向いているお店(昨今の神楽坂には多いですが)ではなく、こういうお店のような気がします。また、店主がやたらと熱弁したりするような店って個人的には結構苦手で、こちらとしては同行している人と料理と会話を楽しみたいんですよね。
最後にドリンク。暑い日でしたのでアイスティーにしました。
新型コロナ以後に始めたテイクアウトも6月時点ではまだ継続しているようです。こちらは5月の記事です。
これからもふらっと気軽に立ち寄れるお店であってほしいです。