フェアフィールド・バイ・マリオット栃木宇都宮 宿泊記

こちらは今の那須別宅の契約が終わりいよいよ引き渡しとなったタイミングで前泊で利用しました。というのも引き渡しが朝9時でしたので。ホテルに到着したのが遅い時間だったため付近は道の駅も含めてもう寝静まったようになっていました。おそらくこの日最後のチェックインが私達だっただろうと思います。

主に道の駅沿いに展開されているフェアフィールド・バイ・マリオットは、マリオットと積水ハウスが共同で地域観光スポットの再活性化を図る計画“Trip Base 道の駅プロジェクト”の一環として進めているものです。こちらの宇都宮はその中でも真っ先にオープンしたホテルのうちのひとつです。宇都宮郊外にあるろまんちっく村は道の駅の中でも老舗的な存在の施設ですね。

こちらでのチェックインはキャッシュレス推進のため基本的にはクレジットカードか電子マネー決済のみ。こういうホテルはそれで良いと思います。フロントの横にセルフ型のミニマルシェがあり、こちらも電子マネー系の決済のみになっています(ドリンクはフロントで決裁)。

フロント横には自由に使えるラウンジスペースがあります。マリオットの通常のクラブラウンジと違ってお酒が出たり、フードが提供されたりしないので使っている人はいつも少なくてむしろ寛げます。私はこういうのは結構好きですね。

セルフサービスでコーヒーや紅茶は無料で楽しむことができます。

またオーブントースターや電子レンジ、製氷機もありますので、道の駅が既にクローズしてるような夜遅めに到着した時にお弁当を暖めて食べたりとか、買ってきたパンを朝食時にオーブントースターで焼いたりできますので、クルマで移動するシンプルな旅をしている人には使い勝手は良いのではないでしょうか。ちなみにオーブントースターはバルミューダです。但しこの道の駅シリーズのフェアフィールドはマリオットの上級会員向けのサービスも一切ないので、そういうのを望んでいる人には向かないですね。例えばですが上級会員にはセルフコンビニでドリンクが買えるバウチャーが出るとか、チェックイン時に軽朝食ボックスを配ってくれるとかあると良いと思うのですが。

ラウンジにはテラス席もあります。暖かい時期ならこちらで寛ぐのも良いですね。

それでは客室へ。エレベーターホールや廊下はシンプルそのものです。積水ハウスは住宅のトップメーカーですが、高級ラインが充実していながらも成金趣味ではなく、スタンダードラインでも手を抜かず細部、例えば雨どいのおさまりひとつにまでこだわる造りの住宅という印象です。そのためかこちらのホテルもシンプルながらもキレイにまとまったデザインという印象を持ちました。

客室も華美さはないですがきれいにまとまったデザインです。

窓側にはちょっと横になったりもできるソファがあります。

無料のミネラルウォーターが2本、インスタントコーヒーとティーパックが用意されています。冷蔵庫の中は空っぽです。

ベッドサイドは各種スイッチ、時計、電話など。面白味はないですが落ち着いた印象です。もちろんコンセントやUSBの差込口もあります。

ナイトウェアも用意されています。

おさえめの色調で統一したデザイン。

独立したクロゼットはありません。

洗面スペースはスライド扉で簡易的に仕切ることが可能です。アメニティーは必要最低限のものが備わっています。

トイレは独立型。最近のホテルはどこもトイレは別になってきていますね。空っぽの冷蔵庫や独立したトイレ・洗面は昔のプリンスホテルによく見られた配置ですが、実は時代の先を行き過ぎていたのかもしれません。

バスルームはシャワーのみです。こちらは隣接する道の駅に日帰り温泉施設があるのでよいですが、そうでないところはドーミーインのように大浴場が欲しいところです。

翌朝のチェックアウト時。ホテルの外壁はセラミックウォールのため短期間での施工が可能でありメンテナンス性も良さそうです。住宅の外壁にもよく使われていますね。

各地を泊まり歩くドライブ旅行に今後も時々使うと思います。