八戸線と三陸鉄道で行く三陸縦貫旅行2019年春 予告編とまとめ記事

今年春に三陸鉄道が旧JR山田線の復興区間も合わせて移管され、従来は北リアス線と南リアス線に分かれていた路線が全163キロの三陸鉄道リアス線として生まれ変わり、2019年3月23日に開業しました。

東日本大震災で甚大な被害を受けた三陸海岸沿岸は各地域で分断され、そんな中で三陸を縦貫する三陸鉄道が全通したのは希望にもつながるものだと思いますが、同じく三陸を縦貫する自動車専用道も整備が進み、かつほぼ無料区間のため並行する三陸鉄道は厳しい経営が予想されています。

個人的にも震災の1か月半後に大槌と陸前高田(こちらは三鉄沿線で無く大船渡線BRT沿線)に震災ボランティアに出かけた縁もあり、震災後は何度かこの地域を旅行していますが、いまだに完全復興とはいかないのが現状です。

さて、旅行記予告編に戻り、最初は八戸から。八戸に来るといつも立ち寄る「みなと食堂」へ。八戸から八戸線で陸奥湊下車すぐです。今や全国区の人気の食堂ですが、まだ普通の街の食堂だった頃から通っているお店です。

蕪島神社や種差海岸にも足を伸ばしました。

その後時間の都合でいったん八戸に戻り「リゾートうみねこ」に乗車。

八戸線は「リゾートうみねこ」の他にレストラン列車「 TOHOKU EMOTION 」も走っています。なぜ複数の列車が走ってるかというと、沿線の景色が素晴らしいことにつきます。しかも新幹線の八戸駅とも直結です。

久慈駅からは三陸鉄道に乗車します。

沿線のあちこちに高い防波堤が築かれていますが、これに関しては複雑な気分です。

この日はラクビ―ワールドカップ2019開催地のひとつである釜石市に宿泊しました。宿泊は駅前のフォルクローロ釜石へ。

ホテルの湯上りラウンジからは釜石駅の構内と街が見えます。

街にはミッフィーのカフェも。

翌日も三陸鉄道で更に南で。

ターキッシュエアラインズが三陸鉄道の運営に広告を通じて協力しています。

またクエートから支援された石油を換金して三陸鉄道の新造車の購入に充てています。車体にはクエートへの感謝の言葉が刻まれていました。

終着駅の盛に到着。こちらではイタリアンレストランでランチをしました。

大船渡では震災で大きな被害を受けた「かもめの玉子」の製造元が新しい店舗を開業していました。

大船渡からはBRTで気仙間に向かいます。BRTとは バス・ラピッド・トランジットの略で都市間バス高速輸送システムのことです。

気仙沼の港はかなり大きく変わっていましたね。

気仙沼からは大船渡線で一ノ関に出て新幹線で帰りました。

それでは次回からよろしくお願いいたします。