【福島県棚倉町】小判寿司で握りランチ(GWの那須滞在2023 その4)

小判寿司というと同名の仙台の寿司店を思い浮かべる方も多いかもしれません。私もずいぶん前、2010年に訪れたことがあります。

今回はその仙台の小判寿司ではなく福島県の棚倉町にある小判寿司についての記事です。棚倉の小判寿司の店主は仙台の小判寿司で10年弱ほど修業をして独立されました。店主はそれをよりつきつめて素晴らしい江戸前の握りを提供されていますのでまた別のタイプのお店になっています。

現地へは那須別宅からクルマで向かいました。1時間はかからない行程です。公共交通機関は郡山から水郡線で向かうか、JRバス白棚線で白河もしくは新白河から向かうかですね。白棚線は戦前は線路が敷かれていましたが様々な要因が重なり休止、再開されることなく線路が撤去されバス路線化されておりバス路線の一部は線路跡の専用道を走ります。国内におけるBRTの元祖と言ってもいいかもしれません。棚倉は棚倉藩の城下町でこの地区の中心的な街のひとつでしたが明治時代に日本鉄道(今の東北本線)が白河に駅を作ったために相対的に勢いを失った感があります。

さて本題に戻りまして小判寿司に入店しましょう。こちらは2度目の訪問となります。

この日はランチで旬の鮨 十二貫と巻物、玉子焼、甘味のついた藍というセット9075円(税込)を注文しました。以前は税別7000円でしたので少し上がりましたがそれでも十分すぎるほど安いですね。クルマですのでお酒を楽しめないのが残念ですがノンアルコールビールを注文することにしました。

最初はメイチ鯛。美味しいお魚ですが見かけることは少ないですね。

とり貝。

カスゴ(春子)、つまり小鯛ですね。大阪人的には小鯛というと雀寿司を思い出しますが最近では大阪でも大阪寿司を見かけること自体が少なくなりました。

本マグロ、この日は塩竈でした。

コハダ

トロ

車海老

鹿児島の初ガツオ、さわやかな味ですね。

茨城の煮ハマグリ。そういえば最近煮蛤を出すお店が減ったような。。これぞ江戸前というような味ですね。私はすごく好きなんですけどね。そういえば渋谷の回転寿司で何故かすごく煮蛤が美味しいお店が昔ありました。たまたま得意な職人さんがいたのでしょうね。

ウニ。この日は浜中です。北海道の良質なコンブを食べて育ったウニは美味しいですね。

メリカリ。福島や茨城でもとれるお魚ですね。

穴子は2種類で。対馬です。

干ぴょう巻

玉子。出汁巻きとカステラ風の仕上げと。

ジャージー牛を使ったアイス。

全体的に変にエッジのたった味ではなくて本当にすっと入ってくるお鮨です。いくらでも食べられてしまいそうな誰もが美味しいと思える味ですね。なので十分に食べて満足してもまた食べに行きたくなります。本当は那須に滞在するたびに行きたいぐらいですね。