IHG系列のVOCOは日本初登場のホテルです。オープンからはしばらく経ってしまいましたが大阪に来る用事があったので宿泊してみました。
VOCOとはラテン語で「招待する」「呼び集める」という意味だそうで気が利いて堅苦しくない友人を自宅に招いておもてなしするようなホテルを意図しているようですが、実際にはある程度サービスを省いて効率的な運営をしたうえで内装や雰囲気はおしゃれにしたような感じというのが近いでしょうか。
マリオットグループで言えばモクシーよりは上でACホテルあたりに近い気がします。ハイアットで言えばリージェンシーというよりはセントリックでしょうか。
この日は予定の都合でチェックインは夜でした。本当は初めてのホテルは明るいうちに到着したいのですが仕方ありません(というかそれならインターコンチネンタルにしたかもですが)。
もうすでに人は少なくなっていました。深夜というわけではないのですが。
1階のレストランを外から見たところです。
フロントは最近よくあるカフェと一体となった形です。最近のライフスタイル系寄りのアッパービジネスホテルがよくこのスタイルを取り入れていますよね。
チェックインの時に「あめちゃん」をもらえます。大阪と言えば「あめちゃん」ですね。昔は大阪環状線に乗っていても隣のおばちゃんに「あめちゃん食べる?」ってもらったりすることがありました。
このマークは大阪市の市標「みおつくし」です。大阪市はその昔は水の都と呼ばれていましたが、それにちなんで水路の標識がこのマークの由来です。
古い木造建築の構造体をインテリアに組み合わせています。
それではお部屋へ。
カードキーをセンサーに近づけると自動的に階数が押されます。
部屋面積としては広いとは言えませんがテーブルやソファ、ミニバーと一通りのものは揃っており使い勝手は悪くはなさそうです。ベッドはシモンズです。
コンクリート打ちっぱなし風の壁面パネル。パイプを組み合わせたインダストリアルなデザインは最近の流行りですね。素材の使い方がうまいのかそれぞれのデザイン性が高いのか実際の質感としては意外と高く、思っていたよりはもうワンランク上の雰囲気ではあります。
ベッドサイドもシンプルですが家具のデザインは悪くないですね。
窓側にかなり大きめのソファがあるのも良いですね。
テーブルもパソコンが置ける大きさでチェアもあるのでちょっとした仕事もできそうです。丸テーブルはそれほど広くない空間には使い勝手が良いのですよね。
SDGsを意識してかミネラルウォーターは富士ミネラルの瓶タイプです。水差しも置いてありウォーターサーバーから水を汲んでくることもできるようです。ネスプレッソマシンもあります。
岩おこしやチョコレートドリンクもあります。
1階のレストランの宿泊者限定メニュー。食べてみてもいいかなと思った内容ですが、残念ながら?この界隈は手頃な美味しい居酒屋やレストランがたくさんあるのですよ。
洗面カウンターはシンクも含めてコンパクトです。あと幅が10センチ広いとだいぶ違うのですが。スクウェアなデザインなので使いやすいですが。
浴室は洗い場があるタイプで使いやすいです。ガラスで仕切られウェットエリア全体が一体化した感じになっています。ちなみに天井からのレインシャワーはありません。
バスアメニティーはクラウンプラザと同じニュージーランドのアンティポディーズ。
バスタブはそこまでは大きくないですが十分ですね。
クロゼットは最近よくあるオープン型。素材の組み合わせでうなく安っぽくなりすぎないようにしています。
引き出しには金庫やアイロンが。
空気清浄機も。
朝食は次回に。