今年の1月に熱海のひらまつホテルに宿泊してきました。宿泊する前からある程度のレベル感を確信していたのですが、予想をしっかりと超えてくる水準のホテルでした。


ひらまつ系列のホテルに泊まったのはこちらが初めてではありません。2017年の春に奈良県桜井市の「オーベルジュ・ド・ぷれざんす桜井」に宿泊しています。こちらは奈良県の施設で運営をひらまつを請け負っているのですが、「オーベルジュ」を名乗っている通り客室は極めてシンプル、それでいながらサービスとレストランはひらまつのそれでした。ぷれざんすシリーズ以外の施設で小規模でありながらオーベルジュで無くホテルズ&リゾーツを名乗っているのはレストランだけでなく、宿泊設備も含めたトータルで高い水準を約束する表明なのでしょう。
日本で本当の意味での「おもてなし」のサービスを受けられることは実は少なくて日本旅館もリゾートホテルも「お仕着せ」のサービスばかりです。また客室の設備も部屋に露天風呂がついてたりするだけでセンスのかけらもない宿は結構多いですね(外資系ホテルは除く)。
その点ひらまつは(人によってはひらまつ亭時代を懐かしく思う人もいるものの)古くから高級フレンチレストランをやってノウハウがたまっていますし、人材の層も厚い、そしてラグジュリーとか何かということをよくわかっているので、ホテル事業に進出するというニュースを聞いた時から期待していたのです(その割にはタイミングがいろいろ合わず結構宿泊するのは後になってしまったのですが・・・最近結構先まで予定を入れていたり、実は仕事も忙しいので予定を差し込んでいくのが難しいのです・・・)。
当日は午前中の仕事を終えた後に東京駅でお弁当を買ってギリギリこだま号に飛び乗りました。翌日も午後から重要な会議が入っていたので半休を連続でとったような感じです。いざ乗ってしまえば会社のリモートメールチェックはするものの、気分はもうリゾートです。


熱海からタクシーでホテルに到着。タクシーがホテルに到着するとモニターか何かで見ているのでしょうか。玄関の外までホテルの方が迎えに出ていました。チェックインは数寄屋造りの本館にておこないます。こちらは現在の名工 木下孝一棟梁の数寄屋建築を改築したものだそうです。
ここでオーベルジュ・ド・ぷれざんすでも出されたアランミリアのジュースが。これ本当に美味しいですね。チェックイン時だけでなくお部屋にも用意されていて自由に飲めるのが素晴らしいです。



それではお部屋に案内してもらいましょう。
ベッドルームは海に向かって配置されおり、部屋の真ん中にあります。



バスエリアも広いですね、バスタブの配置も大胆です。こちら賢島にも同様の配置の部屋がありますが、この配置を見て個人的に真っ先に思い浮かんだのはバンコクのハンサーホテルですかね。





ベッドは大塚家具が米国キングスタウン社と共同開発したオリジナルマットレス「レガリア」の上位クラスが使われています。価格は3ケタに近いようです。固さは好き嫌いがあるためどれがベストかは人次第なのですが、こちらのベッドは最初少しやわらかいかな?と思ったものの、実際に吸い込まれるような寝心地を体験してしまうと当初の印象は全く変わりました。

バスアメニティはブルガリが使われています。洗面カウンターとシャワーブースそれぞれに置かれているのは贅沢ですね。




引き出しを開けたところ。

シャワーブースは天井からではないですがレインシャワーとハンドシャワーがそれぞれあります。

バスローブもきれいに並んでいますね。

ミニバーコーナー。もちろんエスプレッソマシンもあります。



アランミリアももちろんですが、サンペレグリノの瓶があるのもうれしかったですね。


部屋に入ってしばらくするとお茶菓子が運ばれてきました。


バスローブの他に館内着やナイトウェアもあります。


次回は夕食の様子をお伝えします。