昔(1980年代~90年代ごろ)は章月グランドホテルと言えば札幌の奥座敷である定山渓温泉の中でも屈指の高級旅館だったと記憶しています。1931年の創業で1961年には北炭観光開発(三井観光開発 のちのグランビスタホテル&リゾート)の傘下に入りました。ですので札幌グランドホテルと同じグループだったのですね。現在はこちらは2018年より野口観光グループとなり以前よりはカジュアルな雰囲気(安いわけではありませんが)になったように思います。定山渓の有名ホテルにも関わらず客室数は少ないのも特徴です。おそらく最盛期はかなりサービスの行き届いた宿だったのではないかと。
また一時期はかなり古びていたのですがコロナ禍の2020年~21年にかけてリニューアルをおこないましたので館内はかなりキレイです。但しWEBサイトには写真がありませんがリニューアル前の古い客室も残っているので宿泊の際は注意ですね。
2月の雪まつりが始まろうという時期、寒いので近場の温泉にでも行きたいなと思ったところこちらの日帰りプランが目に入りました。1人あたり3600円(+入浴税100円)で入浴とランチがついたプランはなかなかに魅力的です。レンタカーを借りてホテルに向かうことにしました。
※現在は1人4400円になっているようです
せっかくクルマを借りたのでホテルに行く前に更に奥にある豊平峡温泉の日帰り入浴にも行ってみました。こちらは温泉はもちろんですが食堂で提供されるインドカレーが名物なのですが、この日は当然ながらホテルでのランチがひかえていますので我慢です。混んでいるので館内の写真は撮れませんでしたが源泉かけ流しでなかなかに良いお湯でした。
さっぱりしたところで章月グランドホテルに向かいます。
エントランス周りも格式を感じますね。
ホテルのフロントです。こちらで手続きをしてまずはランチの会場に向かいます。
食事処は大きな窓に面してテーブルが並んでいます。
雪景色を眺めながらのランチも悪くないですね。クルマでなければ雪見酒といきたいところですが。
食事は価格を考えれば十分な内容です。量もほどよいですね。
この日のランチの内容です。
前菜の三点盛り。
鴨鍋。
釜飯の金目鯛はかわいいサイズです(笑)。
ソフトドリンクやコーヒー等はセルフで利用できるようになっています。
食後に温泉へ。こちらはこういった観光ホテル風の宿には珍しく大浴場の温泉がかけ流しとなっています。
先ほどのチェックインの際に渡された入浴セット。バスタオルの他にミネラルウォーターや持ち帰りのできるタオルもついています。
先客が誰もなかったので少しだけ浴室内も。湯船からは常にお湯があふれ出ていていかにも温泉が新鮮そうです。
写真には映っていませんが他に露天風呂もあります。
湯の感じも良くていつまでも入っていたいぐらいでした。
ちょっとした湯上りの休憩スペースがありマッサージチェアも置かれていました。
今回のプランでは利用できませんでしたが宿泊者用(一部の2食付きの日帰りプランも含む)のラウンジがあり時間帯によってスイーツやビール、夜食のサービス等が提供されています。
機会があったら今度はお部屋やラウンジの利用もできるロングタイムの日帰りプランも利用してみたいなと思いました。満足度が高かったです。