ハートランドフェリーで礼文島に移動して桃岩展望台を目指すが霧で何も見えず(2024年7月)

宿泊していたホテルから稚内駅へ。

宗谷本線は廃止の是非が何度か議論されていますが、赤字とは言えここへの線路を無くすのはさすがにどうかと思います。

礼文・利尻へのフェリーターミナルへ。昔は稚内港北防波堤ドームの近くにありましたが現在は場所がかわりました。その昔は夏のピークシーズンには夜行急行「利尻」で稚内に到着してそのまま利尻・礼文航路の朝便の座席を確保すべく桟橋までダッシュしている人がいたのを思い出します。今では戦前に稚内から樺太行きの国鉄連絡船が運航していたなんて想像もできないですね。

なんとトップシーズン中であっても日曜日のため食堂はお休み。働き方改革の時代ならではです。

島の(ユースホステルやゲストハウスを除く)一般的な宿は完全に満室状態ですが、船のキャパシティには余裕があります。

乗船

ハートランドフェリーは以前に乗船した時は2等が2370円、1等が4630円だったのですが、今回なんと2等で3950円、1等が7270円になっていました。つまりは前回の1等の運賃と今回の2等の運賃があまり変わらないということになります。というわけで2等にしてしまいました。この座敷席ってすごく嫌なのですが仕方ありません、たった2時間ですし。

3隻あるなかで一番古い船にあたったのも運がなかったです・・・

デッキ席

一番古いと言っても船内はきれいです。

礼文島に上陸して天気が悪いのはわかりつつ桃岩展望台を目指します。

盛りは過ぎていますが高山植物も咲いていました。

やはり何も見えませんね(笑)

本当はこんな風景が広がるはずなのですが・・・まあ私は何度も来ているのでいいのですが、念願かなってようやく来た人は無念でしょう・・・なにせトップシーズンの東京からの礼文・利尻のツアーは20万ぐらいしますので。

案外この時期天候は不安定なので(だからこそ花も咲くのかもですが)、稚内・利尻への飛行機も冬でもないのに割と欠航します。私が600回以上飛行機に搭乗した中で唯一の引き返しも利尻便でした。

本州であれば高山のような天候と風景です

尾根から少し下がってくると視界が徐々にひらけてきます。島の中でも上と下では全然天気が違いますね。

新しくなる前の桃岩トンネルはふさがれていました。

こちらはレブンウスユキソウをはじめとした高山植物が多く咲くことで知られている礼文林道の入口です。

さて、天気も悪いですしチェックイン開始時刻と同時に宿に向かいましょう。