何度か雑誌等の各種メディア、SNS等で紹介されすっかり有名になった神楽坂の町中華「龍朋」。そういえば町中華なんて言い方もいつから普通になったのでしょうか。
龍朋は神楽坂に住み始めた頃に一番行きました、まだお父さんが鍋をふっていた時代ですね。息子さんに代が変わってから味も変化したと思います。どちらが良いかは好みの問題なので何とも言えません。継いだ当初は少し味も安定していない時期がありましたが今では今の代の味をしっかり継承している印象です。少し味的にはあっさりめになりましたかね。
何故今は昔ほど行かなくなったかというと歳を重ねるとともに「町中華」的な中華料理をあまり食べなくなったからです。というわけで龍朋に来たのも久しぶり、何故突然入ったかというといつも混んでいるこちらの前を通りかかったら中途半端な時間だったからかたまたま空いていたからです。
この時は人気の「りゅうほうメン」ではなくて味噌ラーメンだったかな。
昨今のチャーハン評論家的な人の中ではチャーハンはパラパラ系としっとり系に分かれるそうな。それでいうと龍朋はしっとり系、近いエリアにある奥神楽坂の「幸せのはし」はパラパラ系でしょうかね。
でもしっとりだろうがパラパラだろうが美味しいものは美味しいし、どちらがあるべきチャーハンかなんて言うのは個人的にはナンセンスな気がします。ただいずれにしろ言えるのは街中華的なお店って電車に乗って遠くから来るようなものではない気がしていて、自分が住んでいる町・馴染みのある街で「自分だけの町中華」を見つけるのが本当の姿ではないかと思ったりします。
なので私たちにとって龍朋は近所の貴重な中華屋さんのひとつです。